新葉が芽吹く前、枝先に花だけが開花して、ぼんぼりのようなかわいい姿を表します。花の芳香が春風に漂い、春の知らせを運んでくれます。枝は下から上まで、見事に「3つ」に分かれていて、これぞ「ミツマタ」と名前の由来に感動します!
半陰性植物であり、土中に水が停滞するのと強烈な日光を嫌うため、北面の山腹が適しています。根が広く浅く張る性質なので、極端に土が乾く場所は苦手。
強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われています。漢方「新蒙花」(しんもうか)解熱、消炎作用があり、眼病薬として緑内障、鳥目などに用いられています。生け花、フラワーアレンジにも人気です!