人類の文明の起こりの初期から、栽培が手がけられた古い歴史をもつ植物。約8000年前から人類が栽培し、人類が初めて共生関係を結んだ微生物でもある酵母はブドウの皮に自然発生する。 酵母を利用して作られるワインと人々との関わりはここで説明するまでもなく、人類に多大な影響を及ぼす幅広い文化を形成した。起源である中東ではブドウの新芽や花房を料理として使っている、その酸味のある独特風味は日本の春の山菜文化に加えることもおすすめしたい。 日本でみられる品種の一部である『行者の水』など、ブドウの春から初夏のつるを切るとそこから水滴が滲み出して飲むことができ、サバイバルのスキルとしても知っておいてもいいかもしれない。 実の付きを良くするための芽かきと新芽の収穫を合わせると、なんとも豊かな植物だということがわかってもらえると思います。 またワイン醸造後の搾りかすからは、マカロンなどの泡の安定のための天然食品添加物としてクレームタータ(酒石酸水素カリウム)の原料となる。年月を重ねたヤマブドウの樹皮はクラフト細工にも利用でき、海外、日本問わず昔から深く暮らしに関わってきた植物でもある。樹皮の収穫時期は梅雨に水分をたっぷり吸い上げている6月下旬〜7月に収穫すると皮が綺麗に収穫できる。
ここでは最大成長10mとしているが、未確認ながら30mまで伸びるという記録も存在している。 が、ツリーハウスビルダーや恐らくよっぽど人でないとそこまで伸ばしたいとは思わないかもしれない。 つる性故に毎年
ブドウの新芽や葉は、トルコやギリシアなど地中海エリアで食用される。